子供にやりたい事をさせてあげたい。
親であれば誰しもそう思うものだと思っています。
それが中学受験となると決まって
可哀想なことをさせていると言われがちです。
例え納得して頑張っているとしても、です。
可哀想?本当にそうなのでしょうか?
私は娘をうらやましいと思う気持ちが少なからずあります
私の父は高校教師だったのですが、私が小中高の間は週に数回顔を合わせる程度で
父がいつ帰ってきて、いつ出て行ったのか分からないくらいの存在でした。
そのくらい忙しくしていた事だけを覚えています。
最近、よく父と話をするようになったのですが
ある時、父が私に向かって
『お前ももっと手をかけてやればよかった』
と。
・・・なんとも言えない気持ちになりました。
私の母は大手企業でフルタイム勤務。
家事はすべて母がしていましたし、残業もこなしていました。
そんな母に、中学受験をとは勧められなかったと。
母は近くの高校に進学してさえしてくれればいいという考えで
基本、教育にはノータッチ・・・いや
今思い返せば、気持ちの余裕がなかったんだろうと思います。
でも、もう少し進路の事について早くから話合えていたら
と、自分の娘を見て思う事がしばしばあります。
そう思うくらいに、娘はキラキラとした学校生活を送っているからかもしれません。
中学受験は親が示してあげられる選択肢の一つにすぎない
私はド田舎出身なので、中学受験が出来たとしても
通うのが大変だったので、正直選択したかと聞かれると分かりません。
ですが、そういう世界もあるのだと子供に示すことは良いのではないかと思います。
中学受験はお金も労力も忍耐も・・・いろいろ負担がかかります。
それは否定しません。
ですが、もしそれを親が背負う覚悟出来るなら
子供にそういった選択肢もあるのだと教えてあげることはいいことなのではないでしょうか?
中学受験をすることで、弊害が出る子がいないとは断言出来ません。
でも、受験したことによって良い方向に変わる子だって沢山います。
中学受験は可哀想
そういった思い込みは横に置いておいて
子供に選択肢の一つとして教えてあげる。
私は人生において、選択肢が多いほど良いと考えていることから
娘に中学受験を選択肢の一つとして提示しました。
中学受験をすることには、少なからず親の思惑も絡んできますが
あくまで長い人生において
中学入学にあたり中学受験をして私立に行く選択をした
に過ぎないのでは?と思っています。
その後の人生の方がずっと長いのですから。
中学受験真っ只中の時は、心折れそうになる言葉も言われたこともありますが
今は元気に楽しく学校に通っている娘を見て良かったなと思っています♪